本。



この本とてもよかったです。
私ももうあと数ページで終わりを迎えようとしているんだけど、なんだか怖くてまだ終われない。ゆっくり終わろうと思います。
子育てをしているお母さん達にまず読んで欲しい作品。
そしてぜひお父さんにも読んで欲しい。
特に、周りに頼る人のいないような核家族の人がより共感するかも。
それから、子供を持っていない人に一番読んで欲しいかもしれない作品とも言えます。



子育ての大変さは、なかなか世の中の人に理解されていないように感じます。
これだけ多くの人が子供を持っていて、子育てに関して体験してるにも関わらずそう思います。それはやはり、子育てとは大半が母親がやるものであり、母親と子供はどうしても離れられない(特に小さい時は)密接なものであり、そしてそれを追いつめるものは子供というよりは、それを理解しない周りだと思うからです。子供はただのキッカケに過ぎないような気がします。もちろんそれは、母親自身の問題であることもありますが。



母親は虐待に走ったり、逃避に走ったり、また自殺に走ったり、また精神的な病気になったりするくらい、それはすさまじいものでもあります。
虐待に走った母親を表面からなじるのは、何の理解もない世間です。
育てられないなら産むな、とか、かわいそうとか、勝手な事を言いますが、子供を育てながら親は親になるのです。親になれるかどうかはやってみないとわからないんです。
確かに可哀想だし、絶対にやってはいけない事です、ならばそれを少しでも防ぐ為に、周りが協力してください、理解してください、保育園ですら、予防接種ですら、どんだけ待ったら入れるんですか?打てるんですか?病院は一体何時間待たないといけないんですか?一時保育毎日朝9時1秒に電話してお願いします、コンサートチケット毎日取ってるようなもんです、「最近子育てはどう?」お友達、声かけてますか?バスの中で泣き叫ぶ子供を見て、「おい、親どうにかしろよ、うるさいなぁ」と思ってませんか?



この間知っているまだ若い方が、子供を2人残して自殺されました。
あまりの衝撃に1週間くらいそのことばかり考えてしまいました。
もちろん手のかからない子供もいます、めちゃめちゃ手のかかる子もいるし、妊娠だってものすごく大変な人もいれば、つわりもなくすんなり産まれて来たという人もいます。子供はそれぞれだからこそ、それぞれの悩みがあり、またさらにそれから発生したり、それをとりまく悩みがあり、なかなか外部の人にも相談しにくいです、特に自らは。



この本はそんな母親達を、まさに実体験を交えて描かれています。
この作家さんは前から好きだったけど、やっぱ天才だなぁ〜って思いました。
こういう本に賞が欲しいし、こういう本を映画化してほしい。
もっと多くの方に現場の事実を知って欲しい。
そういう思いでいっぱいです。



最近子育ての事ばっかだなぁ〜(笑)
わたしの方は随分らくになってきたので、色んな思いを書けるようになってきたんだと思う。しきは風邪治ってきました。なんか風邪を重複してひいていたみたい。
風邪が治ったと思った途端、巻き返すような食欲の嵐!
どんだけごはん食べるねん(笑)野菜も食べてくれるし元に戻ってホッとしました(^^
「イヤ〜!」「キライ〜!」は毎日言ってますが。
わたしがちょっと変態なのか、はっきりキライとかイヤと言われるのは逆に相当気持ちいい(笑)わかりやす〜。このまま大人になってほしいくらい。なかなかイヤとかキライとかはっきり言えないもんね。
昨日は牧場に牛を見に行ってきました。