関わる。



さくらが咲くこの時期に咲く、落ちる時頭ごとボトッと落ちる、この花が好き。
牡丹かなぁ?
むしろ、桜というより、花を描く時この花を描いてるイメージ。
なんだか、しとやかな情熱を感じる。



お昼ごはん食べながらTV見てた時、ものすごく心に響く詩を見つけた。
NHKでやってました。





胸の泉に   塔 和子



かかわらなければ

この愛しさを知るすべはなかった

この親しさは湧かなかった

この大らかな依存の安らいは得られなかった

この甘い思いや

さびしい思いも知らなかった

人はかかわることからさまざまな思いを知る

子は親とかかわり

親は子とかかわることによって

恋も友情も

かかわることから始まって

かかわったが故に起こる

幸や不幸を

積み重ねて大きくなり

くり返すことで磨かれ

そして人は

人の間で思いを削り思いをふくらませ

生を綴る

ああ

何億の人がいようとも

かかわらなければ路傍の人

私の胸の泉に

枯れ葉いちまいも

落としてはくれない






親と子供もそうだし、夫や友達も、またその周りの人達も。
関わると色んな気持ちが交差して、たまに腹立つ事もあるし、こっちが傷つける事もあるけど、でもやっぱ、関わってくれてありがとう、関わる事で磨かれる、関わる事で知る事ができる。そういう事を大事にしていきたいと、感じていた最近でした。