EAST壁画 感動。




5日にオープンを控えたEASTは大忙し!
本日は職人さんたち、デザフェスのスタッフの方達、オープニングで展示する方達、これらら展示したいと見に来る方達、それからスーツを着たお偉い方達や取材の人達がごった返す中、作業をしました。
表も赤くなってそれらしくなってきた。





一部屋一部屋綺麗に塗装され、清掃されていく。
部屋数が半端ないから本当に大変だろうと思う。





みんながピリピリしているというより、わくわくしている感が伝わってくる。
なにかが始まる匂い。
あんまり気にしていなかったけど、たぶんわたしが描いてる扉って100万くらいするんだろうな、ということに今日初めて気付いた。






こんな感じ。




それでさ、今日はもっと誘拐犯のおじさんと仲良くなったんだけど。
すごいんだよ!
今日は内側に入って作業してたからわたしが見えなかったらしく、「どこで仕事してるのかと思った」とおじさんがわざわざ来てくれて、話をしてくれた。




「オレさ、最初はね、実はなんなんだ!って思ってたんだ。


オレら不動産が汗水たらして手に入れた○億のお屋敷を、なんとペンキで塗りたくるって言うじゃない。冗談じゃぁないって思ってたんだ。


隣のギャラリーを見に行ったら、すごいじゃない、原宿らしいというか賑やかだけど正直この上品なお屋敷をあんな風にやっちゃうのかって、だからこのドアもあのような感じになってしまうのかって思っていた。


でもね、見ていて考え方が変わったんだ。
作業してるのをずっと見てたら、できあがってくるものが素敵じゃない!すごくお洒落で。感心したし、自分の気持ちが変わった。」




ということを、わざわざ言いに来てくれた。


まさに、驚き。


初日、信じられないという面持ちで最初半分無視していた怖いおじさんのイメージだったし、日を増すごとに仲良くなっても「うちはこんなドアはいらん!」って冗談めかして言ってたのに、今日、ずっとずっと眺めて「やっぱりこのドア欲しいんでしょー?」って冗談でいうと、「うん、ほしいかもしれない」と真顔で言うようになった。



おじさん、すごい。
普通の大人って自分の価値観外のものは拒否しかしないのに、この許容する気持ちの大きさ!こうでなきゃバリバリ現役でやってけないよね!
こんな大人がいるなんて!すてき!感動しました。
こういう時、やっててよかったぁって思う。
そしてこういう風に、いかに多くの人に思わせるアーティストでいられるかどうか。
これからもがんばろうと、思わされた。
ありがとう。






PS わたし的にはWESTの壁画も、もちろん素敵だと思うけどねー☆